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大磯の家にわのいす

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「大磯の家」が完成して5年が過ぎた頃、クライアントが少しづつ続けてきた庭つくりの中で、いすが置けないかと、話をいただいた。 庭作業の途中で少し休んだり、季節のよい時期には家と大磯の山を眺めながら過ごしたいとの話だったので、いすを設計だけでなく製作まで行うことにした。 一人用と二人掛用を造った。 クライアントから時折、連絡をいただく。家の中からいすを眺めていると天気のよい日は色んな小鳥がいすのところへやってきて、 ひじ掛けに飲み物が置けるように円形に加工した部分に水がたまると小鳥たちが水飲み場と思って集まるようである。 そうやって、庭つくりの話をきくと、 ヘルマン・ヘッセの「庭仕事の愉しみ」が思い出され決して愉しいだけではないと思うのだが、 自然とのつながりを大切にするクライアントの生き方が幸せに感じられる。建築だけでなく、その後も時々呼ばれて、庭のことや色んな話を聞きつつ、 私も少しだけ体を動かすことで幸せを分けていただいている。

facts

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所在地
神奈川県中郡大磯町
用 途
庭つくりのためのいす
完 成
2024.02
設計
河野泰治アトリエ
製作
河野泰治
構造・規模
材料 :木製(ヒノキ、流通材)
工程
設計:2022.09 - 2023.11
製作:2023.11 - 2024.02